INSIGHTS事例と実績
効かなかった一手の、記録。
DX・システム導入が失敗する理由 ランキング
株式会社straight(福岡市)が、IT導入・DX支援の現場で実際に見てきた「うまくいかない理由」を、多い順に5つ並べました。1位は属人化と「今のままでいい」という空気で、ツールの問題ではありません。調査統計ではなく、私たちが現場で見てきた順です(2026年9月時点)。
システムやAIの導入が止まるとき、原因はたいてい道具ではありません。私たちが見てきた限り、上位3つはすべて人と体制の話です。順番に見ていきます。
導入が失敗する理由ランキング
第1位
属人化と「今のままでいい」の壁
- 起きること
- 新しい仕組みを入れても、一部の人がExcelと紙を使い続ける。結果として二重運用になり、「かえって手間が増えた」という声が出て、元のやり方に戻る。
- なぜ起きるか
- 業務の手順がその人の頭の中にあり、変えると自分の仕事が回らなくなるからです。つまりツールの問題ではなく人の問題で、良いツールを選んでも解決しません。私たちが見てきた限り、これが失敗の理由の第1位です。
- 外し方
- 全部を一度に変えないこと。いちばん困っている一人の、いちばん面倒な作業から始めて、楽になった人を社内の事例にして広げます。
- straight は
- 現場に入って、誰のどの作業から変えるかを決めるところから始めます。
第2位
現場の推進役がいない
- 起きること
- 導入したあと、分からないことの持っていき先がない。聞けないまま前のやり方に戻る。ベンダーとの窓口が、担当者ひとりの片手間になっている。
- なぜ起きるか
- 「何を入れるか」は決めたのに、「誰が社内に広めるか」を決めていないからです。
- 外し方
- 浸透役を名前で決めること。そしてその役割に使う時間を、上司が正式に認めること。片手間では回りません。
- straight は
- プロジェクト体制を一緒に作り、誰が浸透役になるのかを明確にして支えます。ここは私たちが得意なところです。
第3位
マスターデータが入らない・操作に慣れない
- 起きること
- 商品・取引先・単価のマスタが揃わず、最初の一歩で止まる。表記ゆれで同じ取引先が3件できる。操作の研修が一度きりで、翌週には忘れている。
- なぜ起きるか
- マスタ整備は地味で量が多く、通常業務の片手間では終わらないからです。
- 外し方
- 移行作業を「誰かの空き時間」に置かないこと。操作の定着は、一度の研修より最初のひと月の伴走で決まります。
- straight は
- データの取り込み・整形・初期設定を全面的にバックアップします。
第4位
「何がどうなれば成功か」を決めずに始める
- 起きること
- 導入はしたが、良くなったのかどうか誰も答えられない。予算の話になったとき、続ける理由を説明できずに止まる。
- なぜ起きるか
- 目的が「DXする」「AIを使う」になっていて、減らす作業と時間が決まっていないからです。
- 外し方
- 最初に「どの作業を、月に何時間減らすか」をひとつだけ決めること。小さく始めて効果を確かめてから広げます。
- straight は
- 初回の打ち合わせで、測る対象をひとつ決めます。KOURI2の導入事例では、月50時間の事務作業を削減しました。
第5位
一度に全部を作り替えようとする
- 起きること
- 要件を盛りすぎて、動くものが出てくるまでに半年かかる。その間に現場の状況が変わり、熱も冷める。
- なぜ起きるか
- 紙の上で完璧にしようとするからです。分厚い要件定義書を作っている間、現場は何ひとつ楽になっていません。
- 外し方
- 資料ではなく、触れるものを先に見ること。「ここは違う」は実物のほうが早く出ます。
- straight は
- 初回の打ち合わせから基本的に1日で、触れるモックをお出しします。分厚い要件定義書は作りません。
番外 — あと一歩で失敗する理由
- 経営が現場に丸投げしている — 決裁が降りず、判断待ちで止まります。「いつまでに何を」を経営が握っているかどうかで速さが変わります。
- ツール選定が先に来る — 現場を見ずにカタログと価格で決めて、業務に合わない。選ぶ前に業務の棚卸しです。
- 既存システムと繋がらず、二重入力が残る — 会計・販売管理との連携を後回しにすると、せっかく減らした手間が戻ってきます。
止まった導入を、立て直すとき
他のベンダーや他のSaaSからの刷新(リプレイス)としてご相談をいただき、私たちのサービスを導入いただいた経験は豊富です。ただ、いきなり作り直しの話にはしません。まず「いまのベンダー・いまのSaaSで何ができていないのか」を論点に置いて整理し、どこまでが道具の問題で、どこからが使い方や体制の問題なのかを切り分けるところから始めます。ご安心ください。
- 01止まっている場所を特定するできていないことを一つずつ書き出し、設定・運用・体制で直せるものと、道具を変えないと直らないものに分けます。
- 02誰が浸透役かを決めるプロジェクト体制を一緒に作り、その人が回せるようになるまで私たちが横につきます。
- 03指標をひとつ決めて、小さく始める「どの作業を月に何時間減らすか」を決め、1日で触れるモックを出して、資料ではなく実物で詰めます。
検討段階で、よく聞かれること
相談の前に迷いやすいところを、そのままの言葉で並べました。
何から相談すればいいか分かりません
「業務のどこから直せばいいか分からない」という段階で構いません。オンライン30分の無料相談で現場の話を伺い、最初の一手と進め方を具体的にお出しします。ご連絡には1日以内にご返答します。
いまのベンダーに任せていますが、思うように進みません。相談できますか?
できます。他のベンダーやSaaSからの刷新(リプレイス)としてご相談いただき、私たちのサービスを導入いただいた経験は豊富です。まず「いまのベンダー・いまのSaaSで何ができていないのか」を論点に置いて整理するところから始めるので、いきなり作り直しの話にはなりません。どこまでが道具の問題で、どこからが使い方や体制の問題なのかを切り分けます。
いま使っているSaaSが合っていない気がします。乗り換えたほうがいいですか?
乗り換えありきでは考えません。まず、できていないことを一つずつ書き出して、設定・運用・体制で直せるものと、道具を変えないと直らないものに分けます。そのうえで乗り換える必要があれば、移行するデータと、止められない業務を先に確認してから進めます。
前に一度失敗しています。また同じことになりませんか?
一度うまくいかなかった会社さんからのご相談は多いです。まず前回どこで止まったのかを伺います。多くは「属人化と現状維持」か「推進役がいない」のどちらかで、道具を変えただけでは同じところで止まります。前回止まった場所を外す順番で組み立てます。
社内に推進できる人がいません。それでも始められますか?
始められます。むしろ「触れる人がいない」という状態からのご相談が多いです。誰が浸透役になるのかを一緒に決め、その人が回せるようになるまで横につきます。作ったフロー図・仕様・コードはすべて御社の資産として残します。
現場が反対しています。どう進めればいいですか?
反対の正体は「変えたくない」ではなく「自分の仕事が回らなくなるのが怖い」であることがほとんどです。全部を一度に変えず、いちばん困っている人の、いちばん面倒な作業から手を付けます。楽になった人が一人出ると、空気が変わります。
費用はどう考えればいいですか?
ご相談の内容と関わり方によって変わるため、初回のヒアリングのうえでお見積りします。考え方としては、最初に決めた「減らす作業と時間」に見合うかどうかで判断していただくのが確実です。小さく始めて効果を確認してから広げるので、最初から大きな投資をお願いすることはありません。
どれくらいで効果が出ますか?
初回の打ち合わせから基本的に1日で触れるモックが出るので、方向が合っているかはその時点で分かります。業務が実際に楽になったと言えるまでの期間は、対象の広さによります。最初にひとつだけ決めた指標で測ります。
小さく始めると、あとで作り直しになりませんか?
ならないように、最初から広げる前提で設計します。小さく始めるのは範囲の話で、設計を粗くするという意味ではありません。触れるものを早く出して現場の「ここは違う」を先に潰しておくほうが、結果として作り直しは減ります。
大手のベンダーに頼むのと何が違いますか?
経営の相談、業務設計、開発までを一社で担い、さらに自分たちでSaaS(KOURI2)を運営している点です。提案書で終わらず、動くものと日々の運用まで見たうえで話せます。大規模な受託開発が必要な場合は、提携先のSprobe inc.などをご紹介します。
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関連するご質問
進め方と期間の目安は?
初回の打ち合わせから基本的に1日で、触れるモックをお出しします。翌日には画面がひと通り動く状態になっているので、資料ではなく実物を見ながら「ここは違う」を潰していけます。分厚い要件定義書は作りません。小さく始めて効果を確認し、段階的に広げるのが基本です。
社内にIT担当者がいなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。むしろ「触れる人がいない」という状態からのご相談が多いです。AIと一緒に作ったフロー図・仕様・コードはすべて御社の資産として残しますので、私たちがいなくても回る状態をゴールにしています。
既存システムの改修もお願いできますか?
はい。既存システムの改修・自動化、API連携は得意領域です。大規模な作り直しではなく、いまあるものを活かして「効く一手」から入るご提案をすることが多いです。